粒子線治療とは、患部に水素の原子核である陽子や炭素イオンを照射し、がん細胞を破壊・死滅させる治療法で、治療に伴う身体への負担が比較的少ないと注目されています。日立は、陽子線を用いた粒子線治療技術を開発し、国内外の施設に提供してきました。この粒子線治療技術が、患者さんの「QOL(生活の質)」向上をサポートできるよう、さらなる開発を続けています。
北海道大学病院と日立の共同開発で実現した陽子を使う粒子線治療技術では、動体追跡技術とスポットスキャニング照射技術を組み合わせ、呼吸などにより動く患部に対しても患部形状に合わせて集中した照射ができるようになりました。粒子線を患部により集中して照射することが可能になりました。
放射線の種類と粒子線照射の概念図
スポットスキャニング照射のイメージ
公開日:2018年2月
ソリューション担当:日立製作所 ヘルスケアビジネスユニット
お客さま:北海道大学病院
事業内容:医療機関